着物は桐タンスにしまう。とは限らない。

皆さんこんにちは。

今回は、生徒さんからよくご質問頂く、「着物の保管方法」についてお伝えしようと思います。

大きな桐の箪笥を置くスペースを確保出来ない、、、、。

そんな方も多いのではないでしょうか。特に都心では難しいですよね。

実際に私がどうしているのか。リアルな現代の保管方法を2回に渡ってご紹介しようと思います。

まずは、衣装ケースでの収納方法。

注:ここでご紹介する方法は洗える着物や、リサイクル着物など、気を使わず普段使いするお着物の収納方法になります。とても大切なお着物、高額なものなど、きちんと呼吸が出来るように保管した方が良い場合は桐タンスをオススメ致します。

【無印良品プラケースにピッタリ収納】

畳紙につつまず、そのまま衣装ケースに入れます。

こんな感じ(写真)になります。着付けに必要なもの一式が、無印良品のこちらのサイズ(ポリプロピレン収納ケース引き出し式小 34×44.5×18)にぴったり収まります。
一番最初の収納としては、気軽ですぐにでも始められる方法だと思います。

ここで衣装ケースの置き場所についていくつか注意点があります。

▶︎絹の着物は湿気を嫌いますので、地下のお部屋には置かないで下さい。ベッドの下も湿気がこもるためオススメしておりません。(ポリや木綿の着物でしたら気にされなくても大丈夫です)

▶︎直射日光が当たらない場所に置く。直射日光が当たりますと、色が変化してしまう場合があります。

▶︎ウール着物と絹着物を一緒に保管しない。ウールは虫喰い被害が出やすい素材です。ウールに引き寄せられた虫たちによって、絹まで被害が出てしまったらとても悲しいですよね。

以上の点に気をつけて頂けたら大丈夫です。

いかがでしたか?

着物とはいえ、必ずしも桐の箪笥で保管しなければいけない訳ではないのです。湿気と直射日光を避けた場所で保管し、絹の場合は年2回の風通し(梅雨入り前と秋晴れの日)をして頂ければ、プラスチックケースでも全然大丈夫。これなら気軽に安心してお着物生活をスタートできますよね。


風通し:風通しは、畳んである着物をバサーっと広げるだけでも効果があります。空気を含ませてあげれば絹が生き生きとしてきます。すぐに畳んで閉まって大丈夫です。

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